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ハト豆ねっと


川口再発見!
 『すごかるた』でめぐる川口



『た・ち・つ・て・と』の旅



約40年ぶりに修復工事を終えて、色鮮やかに蘇った日光東照宮の陽明門。
江戸時代、日光社参が始まったのは2代将軍秀忠の時でした。
川口の錫杖寺は、その休憩所だったのです。
江戸城最後の御年寄「瀧山」の菩提寺としても有名ですが、『川口すごかるた』でめぐる川口再発見の旅、第4弾は、この錫杖寺から始まる「た・ち・つ・て・と編」。
相撲部屋があったり、歴史ある獅子と神楽、最先端の環境センターなど知れば知るほど、川口はオモシロスポットがいっぱい!





大奥、最後の総取締り役として有名な「瀧山」の菩提寺として知られる錫杖寺。
日光社参道中の休憩所でもあり、徳川家光より御朱印二十石を賜った真言宗のお寺です。
葵の御紋の使用が許され、瓦など随所に三つ葉葵を見ることができます
境内には、川口七福神めぐりの福禄寿があり、瀧山のお墓はもちろんのこと、叔母の染島の墓もあります。
「錫杖寺って、いつごろ建てられたお寺なの?」
「資料によるとね、天平12年(740年)に行基によって、現在地に草庵が結ばれたとあるから、随分歴史のあるお寺みたいよ」
「歴代の将軍が日光社参のときには、ここで休憩をして昼食を食べたんだよね」
「そうそう、日光御成道まつりのときには、そのシーンも再現されて、徳川宗家の18代当主・川恒孝さんを迎えて、当時のメニュー、つまり将軍が錫杖寺で実際に食べた昼食を再現したのよ」
「私も食べてみたかったなあ〜」
「大奥総取締り役の瀧山のお墓もあるんでしょ」
「そうよ」
「瀧山といえば思い出すのが、大河ドラマ!」
「篤姫のときね。稲森いずみさんが瀧山役だったかしら。私は、浅野あつ子の瀧山が記憶に残ってるわ。ドラマには欠かせない存在よね」
大奥のドラマには、必ず登場する瀧山。
大奥最後の総取締り役として活躍、晩年を川口で過ごし、明治9年72歳でその生涯を閉じました。
静かに眠る墓地には、いまも瀧山ファンが訪れます。
錫杖寺は、国道122号線の本町ロータリー近くにあります。





川口にある相撲部屋といえば、時津風一門の「湊部屋」。
1982年に元小結・豊山の湊親方(現・立田川親方)が創設、現在は、弟子の湊富士が23代湊親方となり、部屋を継承しています。
モンゴル出身の怪物、逸ノ城がいる部屋でもあります。
このところ、怪我で低迷しているものの、一時はすごい人気でした。
なにしろ生粋の遊牧民出身というのですから、スゴイですよね。
親方はマンガに出てきそうな、笑顔が可愛いやさしそうな方。
現役時代は柔軟な身体で「マシュマロちゃん」と言われていたそうです。
おかみさんは実にユニークで、おかみさん・医師・主婦の3役をこなすスーパーウーマン!
素敵ですね。
元歌手というのはあっても、お医者さんがおかみさんなんて、聞いたことがありません。
力士の体調管理もおかみさんがいるので安心!
湊部屋のちゃんこといえば、味噌ちゃんこです。
「去年だったか、川口そごうで秘伝のレシピをご紹介!というイベントがやってたわ」
「たっぷりじゃがいもに、合わせみそ、ニンニク入りのトリのつみれが入ってるそうよ」
「美味しそう?、このちゃんこが逸ノ城のパワーの源ね」
「朝稽古とか、見に行ってみたいね」
湊部屋は、JR京浜東北線蕨駅から徒歩15分位のところにあります。





領家の囃子と神楽、江戸袋、安行籐八の獅子舞は、川口市の無形民俗文化財です。
領家の囃子と神楽は、領家稲荷神社で、毎年9月に披露されています。
祭礼の宵宮には囃子と神楽が、本祭には囃子が奉納され、大太鼓、小太鼓、笛、鉦で構成される五人囃子の演奏にあわせて、寿獅子、オカメ、
ヒョットコ、恵比須、大黒などが舞い踊ります。
伝承では、江戸葛西囃子の流れをくむ「きり囃子」が江戸時代後期に伝えられたものといわれています。
江戸袋の獅子舞は、旧江戸袋村に江戸時代初期から伝えられてきました。
春は4月、秋は10月のそれぞれ第2日曜日に、氷川神社境内を中心に悪魔祓い、五穀豊穣、氏子繁盛を祈願して実施されている三頭立獅子舞です。
昔は「江戸袋のバッタバッタ舞」として親しまれ、現在、舞手は小、中、高校生が務めているそうです。
安行籐八の獅子舞は、地元では「夏祈祷」あるいは「フセギ」とも称され、夏の流行病予防のためにむら中一軒一軒を祓い歩くもので、伝承によると、江戸時代初期にむらに悪疫が流行し、6月25日にその祓いのための祈祷として行ったのが、その始まりとされています。
この獅子舞は、代神楽と称し二人立ち一頭舞で、祭囃子や神楽とともに伝承されてきました。
現在では、安行籐八獅子舞保存会によって、6月25日近くの日曜日に行われています。
いずれも後世に残したい川口の伝統芸能です。





ごみ焼却施設の朝日環境センターには、リサイクルプラザもあって、ここは地球にやさしい資源循環型の施設です。
資源物を選別、圧縮梱包などをして、ごみを資源として再利用しているのです。
びんは自動色選別装置で、白・茶・その他色に分けられ、白と茶は有価物として再生利用されます。
かんは選別装置により、鉄とアルミに分けられ圧縮梱包されます。
その後、専門の業者に引き取られ、再び鉄やアルミに生まれ変わるのです。
ペットボトルも圧縮梱包され、チップ化する工場に引き取られます。
その後、衣料品をはじめ、プラスチック製品などさまざまな分野で再生利用されているのです。
「すごいね。ごみが資源になるなんて、すばらしいわ!」
「粗大ごみとして出された家具は、専門の職人さんたちが修理して、リサイクルショップで販売されてるんだって」
リサイクルプラザの3階には、リサイクル工房や軽食コーナーもあり、ボランティアスタッフが活躍しています。
4階には展示ホールもあり、子どもたちと一緒に楽しく学べます。
見学すれば、従来のごみ処理場のイメージが変わりますよ!
5階は余熱を利用した、プール「サンアール朝日」。
有料ですが、20mプールの遊泳コースの他に、歩行浴のコースもあり、日頃のストレスや運動不足解消に最適!
大浴槽にはさまざまな気泡湯や、寝湯などがあり、体の疲れをほぐしてくれます。
その他、子供専用ゾーン(滑り台もあります)、ジェットバス、露天風呂、ミストサウナなどがあります。
「ここは裸で入れる大浴場があるから、お年寄りにも人気よね」





高級料亭などの刺身のつまに使われている高級食材の浜防風。
実は川口の特産品なんです。
川口の木曾呂で生産されていて、その生産量はなんと日本一。
日本中探しても、まとまった産地はここだけなんですって!
この地区で京浜市場の99%を生産しているのです。
木曾呂は、浜防風栽培の発祥地でもあり、セリ科の多年草で「武州浜防風」の名で知られるハマボウソウは、江戸時代より作り続けられている日本の伝統食材。
茎の下部を針でさいて水に漬けると錨のように巻き上がった形になるので、その姿で刺身のつまにしたのが古来からの方法です。
刺身のつまの他に、酢の物、胡麻和え、揚げ物、おひたしなどにするのも香気も良くさっぱりした味で、お酒の友として最高だそうですよ。
薬草としても知られるそうですが、今度、お店でお刺身を食べるときは、よく味わって食べてくださいね。
川口では、この特産品の防風を使って、新しい商品も開発、
地ビールの「川口エールぼうふう」や「健酎・たたら」などがあります。




『あ・い・う・え・お』の旅
『か・き・く・け・こ』の旅
『さ・し・す・せ・そ』の旅


*一部写真(江戸袋の獅子舞・朝日環境センター)は、川口市のホームページからのものです。




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