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ハト豆ねっと


フツーのおばちゃん、上海でホームステイ

ヒッポファミリークラブ 佐藤直子



のんほー!(上海語で、こんにちは!)
この夏、ヒッポファミリークラブの「アジア多言語青年合宿&ホームステイ」プログラムに参加しました。
「青年」とあるように、参加者の殆どがアジア各国の高大生。
でも、おばちゃんもOK!ということで、参加しました〜。
そしてホームステイ! 中国でホームステイって!?
行く前は想像もつかなかったけど、今ではホ〜ントに楽しい思い出ばかり。

2泊3日のホームステイのことを書きます。

私のホストは、24才の日本語が上手な中国語の先生。
(上海で日本人に中国語を教えています。)
それから、陽気でおしゃべりなパパと、強くてかわいいママの3人家族。
パパとママは中国語オンリー。

ホストの家は、上海郊外の3階建ての団地。
使い込んでいる味わい深い階段(しかも真っ暗)を数段上ると、ホストのお宅に到着。
上海は、ピッカピカで高層マンションもいっぱいだけど、我が家は古い団地。
夕方になると団地の入り口では、竹製の椅子を出してきて、おばあちゃんたちが夕涼みをしていました。のんびりしています。
ベランダからは物干し竿が伸びていて、洗濯物がはためいています。

私も中国で初めてのホームステイだったけど、ホストファミリーも同じ。
初めての受け入れ。
パパもママも明らかに緊張気味。特にママの笑顔がこわばっているのがわかる。
余裕なのは、仕事でいつも日本人と付き合っている24才のホストだけ。
パパとママの心からのおもてなしは、その料理。
二人とも趣味が料理、というだけあって、どれもこれもおいしい♪ホントにおいしくて、たくさん食べた〜。
食事のたびに、ママは「ドーチー!ドーチー!」(もっと食べて!)を連呼!!そんなわけで、毎回の食事は限界まで食べる!食べる!日本では、体重を気にして食べる量も減らしているのに。本当によく食べました。

ホームステイ初日の夕飯
ホストの余裕の笑顔、
パパとママの緊張気味の笑顔

家の中はとってもきれいで、シャワーもトイレもピカピカ。
ホントに快適。
トイレのボタン以外は。トイレは、水がたまるタンクに小さな丸いボタンが付いていて、そこを押すと水が流れるしくみ。
ホストにそう教えてもらった。でも、ボタンを押しても押しても、びくともしない!用は足せるけど流せない!そんなわけで、トイレで用を足すたびに蓋をしてから「ママ〜!ごうらいぱんま〜ん!」(助けて〜!手伝って〜!)と、叫んでいました。(コツがあるみたいで、家族は難なくボタンを押しています…。)

上海で一番おいしい「小龍包」を食べに行こう!と、パパとママが連れて行ってくれました。
すごく有名なお店の本店に連れて行ってもらいました。
ホントにおいしかった!上海って、食べるものすべて、おいしい!(確実に太ります。)
お礼に、その夜は私が日本食を作ることに。
調味料などは日本から用意していったのですが、食材は近所のスーパーで買えばいい!と思っていました。それが甘かった…。
スーパーがない…。
あるのは、生きている鳥肉を売っていたり、骨付きの豚肉が並んでいたり。見たこともない魚が生き生きと売られていたり…。たらいの中にスッポンが…。
市場の中を歩いていると、時間を忘れて楽しめるんだけど、買い物すらできない無力さ。
結局買ったものは、たまご・ハム・きゅうり。
太巻きを作ろうと思ったんだけど、たまご・ハム・きゅうりだけって、ちょっと寂しい。
スーツケースの中を探したら、「柿の種」発見!大学生に貰った駄菓子の「酢ダコ」「とんかつ」も発見♪「柿の種」を細かく砕いて寿司飯に混ぜ、駄菓子の酢ダコ・とんかつは食べやすい大きさに切って、ハムやきゅうり・たまごと一緒に並べて太巻きに♪すごくおいしかった!
茶碗蒸しも作りたかったけど、シイタケも銀杏も鳥肉もかまぼこもな〜んにもない!だから、たまごと出し汁だけで、「玉子どうふ」。
これまたおいしかった〜!
いま出来ることを考えて工夫するってホントに楽しい。
出来ないことは何もない、って思います。


あっというまの2泊3日でしたが、確実にパパとママの顔が変わった。
次は家族みんなでおいで!と何度も言ってくれて、心から嬉しかった。
心からのことばだってことがわかりました。

あなたは私の日本の家族、だからずっとこの関係は続けましょうともいわれました。
ホストとは、帰国後もすぐにメールのやり取りが始まっています。
近い国だけど、初めてのホームステイ。
内側から感じるその国は、とっても暖かいものでした。

最後は満面の笑顔のママ!
浴衣を着せてあげました。




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