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ハト豆ねっと


おしゃべりインタビュー



ハト豆記者のおしゃべりインタビュー!

今月のインタビューは

イルミネーションの仕掛け人
『嶋 崇さん』です。


夏の夜に青く煌めく天の川

■■鳩ケ谷の風物詩になった
■■■■イルミネーション!


見沼代用水の水面に青く煌めくイルミネーション!
水面に映し出された光の回廊は、まるで天の川のようで素敵!
神秘的で美しい風景に魅せられて、市内外からもたくさんの人たちが訪れました。
夏の暑さをひととき忘れて、幻想的な見沼のほとりを散歩したり、イルミネーションをバックにカメラでパチリ!
毎年、お祭り時期に開催されていたイルミネーションですが、今年はなんと7月2日から8月1日までの1ヶ月間点灯され、鳩ケ谷の夏の風物詩になりました。
このイルミネーションが実施されたのは5年前の鳩ケ谷まつり。
鳩ケ谷まつり実行委員会のイルミネーション部会が中心となって、ボランティアで行っているのです。
そうそう、クリスマスの時期に鳩ケ谷駅で点灯されているイルミネーションもこのイルミネーション部会が開催しているんですよ。
鳩ケ谷の街を美しい景観で彩るイルミネーション。
そこで、開催期間中、交替で巡回警備をしている嶋崇さん(48歳・桜町在住)に突撃インタビュー!
嶋さんは編集の仕事をされている方で、イルミネーションの仕掛け人でもあるんですよ。


ハト豆: 鳩ケ谷まつりにかかわるきっかけは?



嶋  : 私は子どものころに鳩ケ谷に住んでいたことがあって、その後、鳩ケ谷に越してきてからは8年になるんですが、第1回の鳩ケ谷まつりのときに「何か企画を出してくれないか」と言われて、それからかかわることになったんです。
当初は埼玉高速鉄道が開通したばかりのときで、鳩ケ谷の街の位置づけをするための祭りということだったんですよ。

ハト豆: イルミネーションを実施したのはいつから?

嶋  : 第1回の鳩ケ谷まつりのときです。
今年は第5回ですから、5回目になりますね。

ハト豆: イルミネーションはどんな風に設置されているんですか?

嶋  : 市内と市周辺の工務店の方々がボランティアでやってくださってるんですよ。
前日に設置されるんですが、LED(発光ダイオード)は、鳩ケ谷の人口と同じ、約6万個使われているんです。
最初は90メートルだったんですが、だんだん増えて、現在は的場橋から富士見橋までの530メートルになっています。

ハト豆: イルミネーションは嶋さんのアイデアだと聞いていますが?

嶋  : はい。首都圏の中で、鳩ケ谷の街をどんな風にアピールすることができるか、アピールするにはどんなイベント(祭り)ができるだろうかというのが最初の発想だったんですよ。
私は鳩ケ谷に引っ越してくる前は吉祥寺に住んでいたんですが、外から見ると、鳩ケ谷は首都圏の中でも非常に犯罪が少ないんですね。
仕事柄、犯罪発生率を調べていくと比較的犯罪の少ないのが地下鉄の南北線の沿線なんです。南北線というのは文教地区なので、この路線の延長として文教的なイメージを打ち出せればと思ったんです。
それまでお祭りといえば、お御輿だとか、踊りだったんですね。
でもそれではなくて、もっと文化的な感じもの、静かなものはできないかと考えたんです。
人手もない、予算もない、ないないずくし中で設置が簡単で見栄えのあるものと考えたら、これはもう明りしかないんです。
少ない予算の中で見栄えのするものをと考えたときに、それをクリアするにはこれしかないと思いました。
それがイルミネーションなんですね。
実際、見沼の川を見ると分かるんですが、「水面に映そう」と考えたんです。
そうすると2倍に見えるんですね。
いっぱいに見せるためには水面を利用するしかない、これだと安上がりでそういうのをやってるところもないって思ったんです。
あともう一つは、鳩ケ谷は高齢者が多いですよね。
高齢者のレジャーということを考えると、健康面と散歩だと思うんですよ。ヨーロッパなどでは散歩はレジャーですから、ウィーンの郊外にベートーヴェンがよく散歩をしていたというハイリゲンシュタットの散歩道があるんですが、ウィーンの中心を東京駅周辺だと考えるとちょうど距離的にも鳩ケ谷と同じくらいなんですよ。
ある程度見栄えのいいものを作れれば、市外の人にも「鳩ケ谷の夜のイルミネーション散歩にいらっしゃいませんか」とアピールできると思うし、当初の目的だった、鳩ケ谷ってどういうところかということもイメージとして作れるのではないかと思うんですよ。
市民の人にも「散歩って楽しいかもしれない」と思って貰えるかもしれない。

ハト豆:

みなさんの反応は?

嶋  :

最初は全然、イメージが湧かないみたいなので、見沼の写真を撮って、イルミネーションを重ねて合成したものを作りました。
「まあそれならやってみようか」みたいな感じでしたね。
祭りというと「屋台はどうする」「御輿はどうする」「出し物はどうする」ですから、「それって祭りなの?」「何でそんなことするの?」でしたからね。
実際にやってみたら、すごい反響があって話題になったんです。
新聞にも報道されて、知り合いに広報試算をして貰ったら、5千万円の広報効果があるって言ってましたね。

ハト豆: 今回はお祭り時期ではなく、夏にした理由は?

嶋  : あれは最初は夏だったんですよ。
夏だから天の川的な形で広報もしやすかったんですが、何故か2年目から商工まつりと一緒になって、秋になってしまったんですね。
目的も鳩ケ谷のPRや鳩ケ谷のアイデンティティではなくて、商工振興に変わっちゃったんですよ。
それに秋は一番天の川が見えない季節なんですね。
ですから夏の方が時期的には適当ですしね。

ハト豆:

今回は1ヶ月間の点灯ですが?

嶋  :

いろんな考えがあると思いますけど、祭りやイベントと一緒じゃなく独立した催しものとしてやるのであれば、2日間というのは短すぎるだろうし、どの位の期間がいいかというのは正直わからないところがあるので、取りあえずテスト的にやってみてという感じですね。
今日も調査書を持ちながら巡回してるんですが、来年はそれを見て話し合ってということになるでしょうね。
ただ光のページェントは仙台なんかでも1ヶ月位で、どこもこういう光りもののイベントというのは、ある程度時期を取ってというのが自然ですよね。

ハト豆: 警備などたいへんでは?

嶋  : そうですね。
でも今こういう風に見ていても、ほとんど荒らされてないんですよね。
これがちょっと地区を変えるとこうはいきません。
まだ鳩ケ谷というのは相当治安がいいんだなあって思います。
大きなトラブルはほとんどないと思いますよ。

ハト豆: 電気代は?

嶋  : この1区画で液晶カラーテレビ1台分がかかってるかどうか位ですね。
全部合わせてもエアコンを強にするより安いと思いますよ。
電気代は本当に安いですし、結構持ちがいいので何年も使えます。



ハト豆:

今後の鳩ケ谷の街づくりについては?

嶋  :

どうなんでしょうね。
鳩ケ谷が目指す方向がはっきりしてないじゃないですか。
ここら辺の人が求めてるのは何かというのをまずはっきりさせないと、それをどうしたいかというのはまず難しいでしょうね。
ただ、治安を維持するというのは近々の課題でしょうね。
このイルミネーションが鳩ケ谷のイメージ作りを広報する手段としていければいいなと思ってます。

ハト豆:

ありがとうございました。




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