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ハト豆ねっと


おしゃべりインタビュー



ハト豆記者のおしゃべりインタビュー!

今月は、
鳩ヶ谷の写真家
『花岡巌さん』です。


■■鳩ヶ谷の商店街の人たちを被写体に

■■■■写真展は私のお祭り!


9月2日から10日間、『ハト豆ねっと』が主催する≪鳩ヶ谷・川口アート交流展≫が、鳩ヶ谷市役所1階ロビーで開催されます。
鳩ヶ谷から出展する作品は、本町に住む写真家・花岡巌さん(42歳)の写真展≪それいけ商店街≫。
モノクロ写真にこだわり、写真の奥深さに魅せられて人物を撮り続ける花岡さんは、生れ育った鳩ヶ谷の商店街の人たちを被写体にしました。
「あっ、この人、知ってる!知ってる!」
「私、子どもの頃はよくこのおもちゃ屋さんに行ったのよ」
「このゴチャゴチャ感、懐かしいよね」
「そういえば、こんなお店、あった!あった!」
写真展を見た人から、こんな声が聞こえてきそうな、
なんか懐かしいような、商店街の温かみが感じられる作品ばかりです。
大学卒業後、サラリーマン生活を経て、父の写真店を継いだ花岡さんは、
ホームレスやその界隈の人びとを撮り続ける写真家・鬼海弘雄の写真集を見て、「こんな写真もあるんだなあ」と感銘を受けました。
写真学校に通い、ますます写真の奥深さや面白さに取り付かれた花岡さんが、本格的に写真の道に進んだのは28歳のころ。
1998年に写真展の公募に合格して、ミノルタフォトスペース新宿で第1回の個展を開催しました。
2年後、コダックフォトサロンで第2回の個展≪東京記念写真≫、
2005年には、同じく銀座コダックフォトサロンで第3回目の個展≪上野駅ご利用者 各位≫を開催。
≪上野駅ご利用者 各位≫は、休みのたびに上野駅に通って3年。
オカマの芸者さん、ユニークな外国人、素朴なご夫婦と、土下座して頼み込んででも撮らせて欲しい人たちを被写体にしました。
このユニークな写真展は、大きな話題を呼びました。
今回の写真は、花岡さんが生まれ育った鳩ヶ谷の商店街の人たちを約10年前から撮り続けてきた作品です。
人物を撮っているのに、そのお店の雰囲気が伝わってきて、
『商店街を元気にしたい』という花岡さんの熱い思いが伝わってくるような作品ばかり!
そこで、花岡さんに、写真展への思いをインタビューしてみました。




ハト豆:

今回は、≪アート交流展≫に参加して頂いて、ありがとうございます。

花 岡:

私も地元ではやったことがなかったので、いい機会になりました。

ハト豆:

鳩ヶ谷で展覧会をするのは初めてですか?

花 岡:

はい。市の美術展には毎年出展してるんですけど、まとまった形で発表するのは初めてですね。

ハト豆:

鳩ヶ谷の商店街の人たちを撮ろうと思ったきっかけは?

花 岡:

理由はいろいろあるんですが、今までいろんな人物を撮ってきて、やっぱり、自分が生まれ育った商店街の『身近な人を撮らなくてはダメでしょ』・・みたいなところがありましたね。

ハト豆:

人物を撮り続けているのは何故?

花 岡:

やっぱり、人物がおもしろいですね。人と関わりあうことがおもしろいからでしょうね。
僕は、わりと『これだ!』と決めたら、ずっとそのルーティンワークで継続していましたね。
だから、あまり深い理由とかはなくて、最初に『これで撮ろう』と自分の中で決めちゃうんですよ。
このカメラで、こういう正方形のフォーマットで、こういう人たちを撮っていこうと決めると、後は自然に淡々と進めていくって感じですかね。

ハト豆:

商店街の人を撮り始めたのは、いつ頃ですか?

花 岡:

一番最初に撮ったのは、今から10年くらい前です。
もう建物も無くなっちゃいましたけど、「大坂屋旅館」さんを撮ったのが最初だったと思います。
近所の人を10何枚か撮って、それからしばらく間が空いちゃったんです。
その後、商工会の「3・8逸品」でお店を取材させていただいたときに、自分のカメラも持っていって、ついでに撮ってたんですよ(笑)。
ここんとこで、また撮らせていただいてて、大分増えました。

ハト豆:

何枚くらい撮ったんですか?

花 岡:

本町、坂下町を中心に全部で40〜50枚くらいになるかな。
今回は本町商店街を中心に30枚弱を展示する予定です。

ハト豆:

本町商店街は、昔から知ってる人たちばかりですか?

花 岡:

はい、そうです。みんな、いい顔してくれるんですよね。撮ってて思ったのは、みんな快く撮影に応じてくれて、みんな穏やかな表情で写ってくれていて、僕のことを温かく受け入れてくれるんですよね。
本当に地元の人は有難いなあと思いました。

ハト豆:

商店街の写真を撮ってて、改めて感じたことはありますか?

花 岡:

それぞれのお店にそれぞれの個性があって、ずっと変わらずにその人はそこにいるじゃないですか。
当たり前のことなんですけど、この移り変わりの速い世の中で変わらずにいるというのは、尊いことだなと思いましたね。厳しい、厳しいと言いながらも、みなさん、マイペースでやってますよね。
写真を見て、人の人生として、商売があるんだということを強く感じました。

ハト豆:

鳩ヶ谷独特の雰囲気があるのかな?

花 岡:

僕は鳩ヶ谷しか知らないので、わからないですけど・・。

ハト豆:

印象深かったことは?

花 岡:

はじめは『え〜っ!』と言いながらも、ちゃんと上着を羽織ったり、靴を履き替えたりして、収まってくれました(笑)。
一番印象に残ってるのは、やっぱり、大坂屋さんの写真ですかね。

ハト豆:

写真展をやることについて、商店街の人たちの反応は?

花 岡:

初期の写真はそういう予定はなかったので、改めて『やります』と連絡したら、みなさん、『いいよ』と快く承諾してくださって・・・。
みなさん、楽しみにしてくださってると思います。今回の写真展を機に、また行き来するようになって、ちらしを配って挨拶して、コミュニケーションができて良かったです。
写真展は僕のお祭りみたいなもんです。

ハト豆:

≪それいけ商店街≫というタイトルをつけた理由は?

花 岡:

言葉遊びみたいなところもあるんですが、商店街の人たちは、すごく頑張ってます。今は衰退してますけど、みんな、それなりにしぶとくやってますからね。
写真展を見た人が、商店街にも足を運んでくれるといいですね。商店街の活性化にも繋がりますしね。

ハト豆:

今度は、商店街の空き店舗で作品展をやるといいんじゃないですか?

花 岡:

今度の作品は商店のみなさんに差し上げるつもりをしているんです。



ハト豆:

この写真展で見て欲しいところは?

花 岡:

商店街の人たちは、みんな優しくて穏やかな人たちがいっぱいいるんで、その人柄に触れていただけたらいいなあと思います。

ハト豆:

家族の反応は?

花 岡:

あんまりないですね(笑)。でも、今回は子どもも見に来てくれると思うし、やっぱり地元でやるっていいですよね。

ハト豆:

これからも商店街の人たちを撮り続けていくんですか

花 岡:

はい。本町、坂下町だけでなく、鳩ヶ谷の商店街の人たちを撮り続けていきたいですね。
願わくば、お仕事に繋がるといいんですけどね(笑)。

ハト豆:

ありがとうございました。




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