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ハト豆ねっと


おしゃべりインタビュー


ハト豆記者のおしゃべりインタビュー!

今月の話題の人は鳩ヶ谷のエジソンさん、

発明家
『礒部仁』さんです。



■■■■子どもは、み〜んな発明家!
■■■■■■■■■鳩ヶ谷のエジソンさん・・・礒部 仁さん


 礒部仁さん(70歳)は里の電器屋さん。夜になると礒部さんのお家の屋根の上にはピカチュウのイルミネーションが点灯します。お店に入って、目の前にあるサッカーボールをたたいてみると「お足元にご注意ください!」とサッカーボールがしゃべり、あらら?テレビ画面は逆さま文字!
 子どもの頃から発明するのが大好きだったという礒部さんは発明協会の会員でもあります。「発明は子どもの素朴な疑問から生まれる」という礒部さん、5月5日のこどもの日に行われる『第1回・鳩ヶ谷こどもまつり』では「アイデア広場」を開催するんですって!


ハト豆:

子どもの頃から発明が好きだったのですか?

礒 部:

そうですね。一番最初に特許の出願をしたのは初めて自動車に乗せて貰ったときでした。中学生のころでしたが、当時は「左に曲がりますよ」という合図を出す方向機がずっと出しっぱなしだったんですね。それをハンドルを戻すのと同時に戻らないかな?って考えたんです。でもそれは4ヶ月前に同じものが出願されていて却下されましたけどね。いままでに製品化はしていませんが、特許をとったのは80位はあると思いますよ。

ハト豆:

発明協会に入られているんですね?

礒 部:

もう30年以上になります。一つのきっかけになったのは三越でやった「発明創意工夫展」で発明協会名誉会長の常陸宮さまに作品の説明をさせて貰ったときです。それが新聞に載って、それまでは「あんなおもちゃみたいなもんばっかり作って」と思われていたのが、はじめて家内にも認めてもらったというか・・、それから『俺はこういうことをやっててもいいんだ』って思えるようになりました。そしてこれは子どもたちにも伝えて行かなくてはならないと思うようになったんです。

ハト豆:

子どもたちに「からくり教室」を開催されていたと聞きましたが?

礒 部:

毎年、夏休みの終わりごろになると工作の宿題があって、子どもたちが「ここどうやったらいい?」と聞きにくるんですよ。ところが聞きに来るのがみんな同じなんです。こんなに同じじゃしょうがないなあと思って開いたのが「からくり教室」なんです。12回位毎年やってたんですが、今は忙しくなってやっていません。今度、5月5日の「鳩ヶ谷こどもまつり」で『アイデア広場』というのをやります。来た子はみんな発明家にしちゃいますから楽しみにしてください。その時にはくふう展で子どもに人気だったサッカーボールの『ゴール瞬間灯』や『クリーンエネルギー』なんかも持っていこうと思っています。



ハト豆:

テレビにも出たことがあるんですって!

礒 部:

「ビートたけしのこんなはずでは?」という番組で「今週のエジソンさん」というのに出たことがあります。その時に紹介したのが『メガネ直付けライト』です。私なんかは夜仕事をすることが多いんですよね。ライトは持たなくちゃいけない、老眼でメガネをかけなくちゃならない、それでこれを考えたんです。下を向くとライトがつきますが、上を向くとライトが消えます。ライトがついたままだと相手の方にも失礼ですからね。
でもこれは単価のコストが高くて売り出せませんでした。(笑)

ハト豆:

他にはどんな発明品がありますか?

礒 部:

ゆっくり回れる「危険防止枠付円筒回転ドア」は日本工業新聞社賞を頂きました。回転ドアに挟まれて亡くなった子どもの事故があったでしょ。そのときに考えたんですが、従来の回転軸回転ドアは挟まれる危険性が高いので、ガラスかアクリル製のドア自身が円を描いて回り、軸柱を必要としない円筒型回転ドアにしました。ドアが人を押し出さないためドア内はゆっくり歩け、人が挟まったときには外枠を可動して危険を回避する仕組みになっています。
「地雷破壊機」は地雷に触れて手足を失くした子どもたちのニュースを見て考えたんですが、地雷原と思われる場所に置いて、電源スイッチを入れると太陽電池とバッテリーで永久に動き回って地雷の破壊を続けます。
「クリーンエネルギー」は空気入れを地面に埋めて、その上を走る自動車重量からエネルギーを抽出しようというものです。



ハト豆:

面白い発明がいっぱいですね。

礒 部:

発明は子どものころの何気ない発想から生まれてくると思うんです。だから私の精神年齢は10代。飛行機だって、子どものころ考えた人がず〜っと大人になってから作りだしたものなんですね。精神年齢は子どものままなんですよ。
埼玉県でも毎年、児童・生徒の「発明創意くふう展」が開かれていますが、鳩ヶ谷からの出品が少ないんですよね。私は可能性がいっぱいある鳩ヶ谷の子どもたちに創意工夫する喜びや楽しさを教えてやりたいと思っています。

ハト豆:

5月5日のこども祭りが楽しみですね。ありがとうございました。




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