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ハト豆ねっと


緑の散歩道 新緑の安行を歩こう!



植木の里・安行の歴史は江戸時代にさかのぼります。
江戸の大火「振袖火事」から江戸復興のために緑を植え続けた吉田権之丞の夢が、世界の安行へと広がっていったのです。

今回お薦めする散策コースは、
鳩ヶ谷駅 ⇒ 慈林薬師 ⇒ 安行原の蛇造り ⇒ 密蔵院 ⇒赤堀用水沿斜面・ふるさとの森(一輪草の自生地) ⇒ 川口緑化センター(樹里安) ⇒ 十三石仏 ⇒ 興禅院 ⇒植物振興センター ⇒ 金剛寺 ⇒ 新井宿駅
までの約3時間30分。

四季折々に安行桜や一輪草、曼珠沙華などの花々が咲き乱れ、美しい新緑や紅葉を見せてくれる散歩道は、何度でも訪れてみたいコースです。

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●慈林薬師(宝巖院)
 地元では慈林薬師で知られています。鎌倉時代、行基上人が開祖したといわれる川口最古のお寺で往時をしのばせる風格のあるお寺です。
山門には躍動感あふれる2体の仁王像があって一見の価値があります。反対側には風神・雷神の像もあります。

●安行原の蛇造り
 長さ10メートルもある、わらで作った大蛇です。
毎年5月24日に有志がわらで大蛇を作り、欅の木に乗せ、1年間、地域の無病息災・五穀豊穣を祈願して、百万遍の祈祷を行い、合わせて討死者の霊を弔っています。川口市の無形民族文化財に指定されているそうです。そうそう樹里安にもこの大蛇が飾られていました。

●密蔵院
 早咲きの桜、安行桜で有名なお寺です。桜の時期は花見の家族連れで賑わいを見せますが、本尊の地蔵菩薩は平将門がその守護仏を残したと伝えられています。みかえり地蔵もあります。

●赤堀用水沿斜面・ふるさとの森(一輪草の自生地)
 この武蔵野の面影を残す雑木林は、なんか懐かしくて心やすまる風景です。
4月に咲く可憐な白い花、一輪草の自生地としても知られていますが、都市部での自生はめずらしいそうです。

●川口緑化センター(樹里安)
 ちょっと疲れたら「道の駅川口・あんぎょう」も兼ねている樹里安で一休み。トイレや自動販売機、レストランもあるのでゆっくり休むことができます。しかも花と植木がいっぱい売っているので、さながら植物園みたいなんです。隣の「植物取引センター」には日本庭園もあります。


●興禅院・十三石仏
 静寂な雰囲気が漂う興禅院は天文15年に創建され、等身大の本尊釈迦如来(坐像・恵心作)が祀られています。
参道には巨木があり、「興禅院ふるさとの森」には木立の中に350年前に創建された弁財天が祀られ、斜面林の木道沿いに「十三石仏」が点在しています。この湿地帯にある十三石仏の風景が散策路の穴場中の穴場なんです。

「こんな素晴らしいところがこんな近くにあるなんて知らなかったわ!」
とここを訪れた人が感激するほど、6月の紫陽花のころや秋の曼珠沙華(彼岸花)の時期は本当に素敵なんです。

●埼玉植物振興センター
 ここは植木や果樹苗木などの生産振興を図るための施設です。園内は二つに分けられ、道路を渡った反対側にも四季折々の草木が楽しめる庭園があります。ガーデニングに興味がある人にはお薦めです。入場無料なので木陰でお昼寝をしたり、ピクニック気分でお弁当なんていうのもステキです。


●金剛寺
 今から500年前、室町時代後期に中田安斎入道安行によって開祖されたお寺。この人物の名前が「あんぎょう」の地名の由来になったといわれています。「お灸の寺」としても広く知られていますが、秋は紅葉の名所となる静寂な参道があり、どっしりとした茅葺きの山門が見事です。この門は桃山様式の六足門で川口市内最古の棟門といわれています。
ここの墓地には「安行植木の祖」、吉田権之丞のお墓もあります。権之丞は明暦の大火で焦土と化した江戸の町に、すげ笠をかぶり、天びんをかついで緑を植えに行きました。近所の人もこれを見習って苗木つくりを始め、安行は苗木産地として隆盛したのです。2002年には権之丞の没後300年を記念して記念碑も建てられました。


新緑の安行ウォーク、いかがでしたか。
鳩ヶ谷周辺にこんな素敵な自然や歴史があったなんて!
歩いて見つけた新しい発見の数々。もちろん今回紹介した他にも素晴らしいところがいっぱい!
風に吹かれながら、あなたもすてきな散歩道を見つけてくださいね。




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