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ハト豆ねっと


鳩ケ谷が生んだ偉大な彫刻家

大熊氏広の銅像をめぐる旅。



大村益次郎像・・・靖国神社
     明治26年(1893年)製作

SR「市ヶ谷」駅から歩いて10分。
「九段下」駅だと歩いて4分のところに靖国神社があります。
大鳥居をくぐって参道を歩くと広場の中央に堂々たる雄姿を見せて建っているのが高さ13mの「大村益次郎像」。
「これを作ったのが鳩ケ谷の人だなんてスゴイ!」と鳩ケ谷の人なら、思わず感動(?)してしまいます。
この像は、わが国最古の洋式銅像で、皇居前の「楠公像」、上野の「西郷隆盛像」と並んで東京三大銅像の一つとしても知られているんですよ。



瓜生岩子像・・・浅草寺境内
     明治34年(1901年)製作

「九段下」駅から地下鉄に乗って、「浅草」駅へ。
ご存じ、東京観光の名所・浅草寺にも大熊氏広が製作した銅像があります。
仲見世を過ぎて、五重塔を横に見ながら少し歩くと、浅草寺公園の一角に木々に囲まれて
凛と鎮座しているおばあちゃんの銅像。
これが江戸末期から明治初期に活躍し、日本のナイチンゲールといわれている女性慈善家「瓜生岩子」の銅像です。
悲運の少女時代を経て、後半生を社会運動に捧げ、孤児の救済等に尽力した明治の女性で、氏広45歳のときの作品です。

小松宮彰仁親王像・・・上野公園
     明治45年(1912年)製作

浅草駅から今度は上野駅へ。
上野動物園の正面入口前の左側に馬に乗った「小松宮彰仁親王像」があります。
「動物園の前にそんな銅像あったかしら?」
動物園には何度も来ているのに意外に気づかないでいるのですが、
凛々しい陸軍大将の小松宮と今まさに駆けださんとする馬の姿。
氏広の力量がしのばれる作品です。



ライオン像・・・国立博物館・表慶館
     明治43年(1910年)製作

ライオン像といえば日本橋・三越のライオンが有名ですが、
大熊氏広が製作した「ライオン像」は国立博物館・表慶館の前にあります。
明治天皇の慶事記念に委嘱されたもので、氏広54歳の時の作品です。
ここだけは外からは見えないので、やっぱり博物館に行ってみましょう。
表慶館では10月4日から『華麗なる伊万里、雅の京焼』が開催されています。

大熊氏広は他にも数多くの素晴らしい作品を残しています。
今回はその代表的なものをめぐる旅を紹介しましたが、
興味のある人は鳩ケ谷市郷土資料館に出かけてみてね!
そうそう、テレビ東京の「開運!なんでも鑑定団」にも大熊氏広の作品『猿』が登場(H17.8.16放映)。
なんと!この小さな作品に1000万円の値段が…。やっぱり本物の銅像を見に行かなくっちゃ!




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